矯正歯科の治療法(旧)

ortho

美しい歯並びで、笑顔あふれる生活を

矯正歯科というと子どものうちに行うものというイメージが強くあります。

矯正歯科に年齢制限はありません。現在は成人になってから矯正歯科を行う人も増えています。また、条件付きになりますが高齢の方も対応できる時代になってきています。

矯正歯科は、単に歯並びをよくするためのものではありません。

虫歯の治療などで被せものをつくるときに歯の方向を揃えるなど、虫歯治療及び将来的な虫歯予防につながる矯正歯科治療も行われています。

矯正歯科治療の注意点

診断に始まり、診断に終わるのが矯正歯科治療の特徴です。つまり、矯正歯科治療は最初の診断と計画で全てが決まるということです。

矯正歯科治療は単に歯並びの見映えを良くするためのものではありません。噛み合わせも考慮した治療をしなくてはならないのです。

さらに抜歯を伴う矯正歯科治療の場合、診断を立てずに進めてしまうと、噛み合わせがまったくうまくいかないこともあります。

近年ではマウスピース矯正(インビザライン)が発展しており、一昔前まで困難であった抜歯を伴うケースも矯正可能になりました。しかし、このインビザラインもどの先生が治療しても同じ結果になるわけではなく、コンピューター上の設計が非常に重要になってきます。当院の院長はインビザラインダイヤモンドドクター(年間150症例以上)の元で研鑽をしており、確かな技術があります。また一般的には高額と言われている治療費ですが、確定申告による医療費控除やデンタルローンによる分割払いが可能になったことでかなり身近な治療になってきています。当院の患者さんはほとんどの方が分割払いを選択されています。是非一度御相談ください。相談費用は無料です。

矯正治療前に歯の歯質強化をして
虫歯を予防するストリーク

矯正治療に入ると、針金などを含むたくさんの矯正歯科装置が口の中に入り、歯磨きをすることが難しくなります。そのため矯正治療中に虫歯ができてしまうケースもあります。

基本的に、矯正治療中の虫歯予防には歯磨きを念入りに行うといった方法しかありませんでした。しかし最近では矯正歯科治療に入る前に、虫歯になりにくい歯質強化を行って治療に入るのが一般的になりつつあります。

この歯質強化にはプラズマレーザー治療機器「ストリーク」が使われています。プラズマレーザー治療機器「ストリーク」は、高出力レーザーと特殊な酸化チタン溶液を作用させて得た熱エネルギーを歯に照射します。これによって、歯の耐酸性を上げることで歯質強化を行い、結果として矯正治療中の虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

「レーザー照射」、「高温」と聞くと怖いイメージですが、熱さや痛みを感じることはなく、誰でも治療を受けることができる安全な方法です。

またストリークには矯正治療中の痛みを緩和する効果、さらに歯の移動を促すといった矯正治療を支援する効果もあります。

矯正治療中の虫歯、
歯周病の新しい予防法、
次亜塩素酸電解除菌水

矯正治療中は口の中の衛生状態を良好に保つのが難しいため、虫歯や歯周病に注意が必要です。

矯正中のお口のケアに有効なのが、次亜塩素酸電解除菌水です。

こちらは口腔洗口液なのですが、口の中を綺麗にするだけではなく、虫歯菌や歯周病菌の除去をしてくれる優れものです。毎日口に含んで20秒間のうがいをすることで、口の中をほぼ分解除菌洗浄することが可能です。

ヒールオゾンとMIペーストで
虫歯予防と初期虫歯対策

ヒールオゾン治療は、オゾンの持つ高い殺菌力を利用するものです。虫歯菌の殺菌に有効でドイツを中心に欧米で広く使われている治療法です。

先述した次亜塩素酸電解除菌水+ヒールオゾン治療で、矯正歯科治療中の虫歯や歯周病予防に高い効果が期待できます。

また、矯正治療中に出来てしまった虫歯でも初期の段階であれば、ヒールオゾン治療後にカルシウムやリンを豊富に含んだMIペーストを使用することで歯の表面の再石灰化を促し、歯を削らなくても虫歯の自然治癒が可能となります。

さらに矯正装置を外した後に、歯に白い抜けが出来てしまうホワイトスポットの予防効果があり、装置を付けたことによって、歯の表面が荒れてしまったエナメル質の艶を改善する効果もあります。

矯正歯科の治療例

  • Before
  • After
治療内容
治療期間
費用
リスク・副作用

マウスピース矯正・インビザライン・システム

インビザラインは透明に近く、目立ちにくいマウスピース型の矯正装置(アライナー)です。革新的技術により、緩やかでありながら効果的に歯を適切な位置に移動することができ、歯並びを整えます。

インビザライン・システムのメリット

■ 目立ちにくい

アライナーは透明に近く目立ちにくいため、装着していることがほとんど分からず、外見によるストレスが軽減されます。

■ 取り外しができて衛生的

食事や歯磨きの際は、アライナーを取り外すことができるため、普段通りのお手入れができ、口腔内を衛生的で健康な状態に保つことができます。

■ 口腔内トラブルが少ない

アライナーは金属を使用しないため、口の中の違和感が少なく、矯正器具が外れてしまうなどのトラブルの可能性も少なくなります。

治療可能な症例

インビザラインシステムは、軽度な歯列矯正から、中等度および重度の不正咬合の症例を治療できることが、臨床上示されています。

  • 空隙歯列
    歯と歯の隙間
  • 交叉咬合
    上の歯が下の歯の内側に入っている
  • 過蓋咬合
    上の歯が下の歯を覆い隠している
  • 反対咬合
    下の歯が前に出ている
  • 叢生
    でこぼこした歯並び
  • 開咬
    上下の歯が噛み合っていない

インビザラインの治療の流れ

  • 初診時には、治療計画を作成するために、医師が写真、レントゲン及びデンタルスキャン、または歯型を取ります。
  • アライン・テクノロジー社が独自に開発した3D治療計画ソフトウェアを使用し、医師は、患者様の歯科記録に基づいてカスタマイズされた3Dの治療計画を作成します。この3Dの治療計画では、予測される最終的な歯並び(治療結果の保証ではありません)が示されるほか、おおよその治療期間も提供されます。
  • カスタマイズされたアライナーが製造され、医院に出荷されます。
  • アライナー(通常は2〜3セット)を受け取ります。毎日装着していただき、1〜2週間ごとに新しいアライナーに交換します。
  • 約4〜6週間ごとに受診し、医師から治療の進捗状況の確認及び、次のアライナーのセットを受け取ります。
  • 治療が完了し、歯並びが整ったら、一定期間は保定装置を装着して元の歯並びに後戻りするのを防ぎます。

インビザラインの治療に関するQ&A

  • 治療できる範囲は限られていますか?

    一般的な矯正装置と同様、治療の適用範囲に制限は設けておりません。ただし、医師の治療方針等によって対応できる範囲が異なるため、詳しくは医師へご相談ください。
  • 治療期間はどれくらいですか?

    治療期間は医師の治療方針や治療計画等によって異なりますが、従来の矯正治療とほとんど変わりがないと報告されています。
  • 受診頻度はどれくらいですか?

    アライナーはメンテナンスが少なく、通常4〜6週間ごとに一度、または医師の判断に応じて、受診します。受診回数が少ないため、ご多忙な方でも治療を受けやすいこともメリットの一つです。
  • 治療費用はどのくらいかかりますか?

    治療費用は、必要な治療の種類や期間等をふまえて決定されます。お支払プラン等も医院によって異なりますので、各医院へご相談ください。
  • 年齢による制限はありますか?

    年齢による制限はありません。永久歯が完全に生えそろっていない患者様も、インビザラインによる治療が可能です。詳しくは治療を担当する医師にご相談ください。
ご予約はこちら